「強化」「弱化」の意味
強化:行動が増えること
弱化:行動が減ること
強化 Aきっかけ→B行動→Cいい結果になる
➡︎「またやろう」となり、その行動が増える
➡︎強化されたと言える
弱化 Aきっかけ→B行動→Cよくない結果になる
➡︎「もうやめよう」となり、その行動が減る
➡︎弱化されたと言える
正の強化・負の強化
正の強化:いいことがプラスで起きることで強化
負の強化:嫌なことがマイナスされることで強化
【正の強化】
・近所の人に挨拶したら挨拶が返ってきた
・お母さんのお手伝いをしたら、おやつを増やしてもらえた
【負の強化】
・虫刺されがとても痒かったが、薬を塗ったら落ち着いた
・友人が何度もくすぐってきたが、「やめて」と言ったらやめてくれた
正の弱化・負の弱化
正の弱化:嫌なことがプラスで起きることで弱化
負の弱化:良いことがマイナスされることで弱化
【正の弱化】
・食事をしないでテレビを見ていたら、叱責された
・テストで赤点を取ったら、補習を受けることになった
【負の弱化】
・仕事に遅刻をしたら、給料を減らされた
・片付けづにおもちゃで遊び続けていたら、取り上げられた
強化・弱化のメリット・デメリット
強化
▼メリット
・良い行動が定着すると、促さなくても自発的に良い行動が起きるようになる
・お互いに嫌な気持ちにならない（叱ったり、罰を与えるって、やっている側もストレスある）
・良くない行動よりも、良い行動に目を向けられるようになる
・結果的に問題行動とされる良くない行動を減らすこともできる
▼デメリット
・良い行動がなかなか起きないと行えないため、頭を使うことも多い
・指摘したり、注意したりしたい気持ちを抑えることにストレスを感じることもある
・計画や準備が必要になることも結構多い
弱化
▼メリット
・簡単に行える（気づいたことを指摘したり、罰を与えるのはすぐに行える）
・良くない行動を一時的に止めることができる（即効性がある）
▼デメリット
・弱化された側は、相手に対して嫌悪感を抱くようになる
・反動で良くない行動がより大きくなることがある。あるいは、また別の問題行動として現れることがある
まとめ
長期的に見ると、弱化はメリットよりもデメリットの方が大きく、人と関わる上では強化を用いる方が良い⭐︎
おしまい
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